40年くらい前に中にいた人ですが、まああの頃はだいたい一クラス分くらいはお医者さんになったし、一クラス分くらいは、東大京大阪大に進学したし、みたいな部分はあります。
あの頃は、中学の倍率は20倍とかだったりしたし、高校から入ってくる人は全部で十数名のそりゃもう優秀なやつらだったし、一言でいえば選りすぐりでした。
世の中に進学校的なものがほかにも増えて、そこでは予備校通いみたいな3年間を送れば、そりゃ大学への進学実績は伸びますよね、ということで、それしか見ない人が結構いるから現在の状況になったのでしょう。
偏差値ってそんなにありがたいものですかね?
でも、どの大学に行くかというのは実際のところそんなに重要ではなくて大学で何をどんな風に勉強するモチベーションを持てるかが重要ですから。お医者さんみたいに大学で医学部にいないとなれない職業を目指すならまた話は変わりますけどね。
私から申し上げられるのは
・すごい奴は何でもこなす
・勉強だけしたいんならそもそも高校に行く必要さえないのでは?
・附属
天王寺の魅力は後から理解できてくる
といったところです。何もかもをやりきる決意のもとの3年間を送る気があるなら、やっぱり今も附属
天王寺は最高の舞台だと思いますけどね。
大学の人として最後に書くと、例えば東大理3に入った人って結構やめたりするんです。才能の無駄遣い感があります。それならこっち来いよとか言っちゃう同僚多数。勉強するのは大学に入ってからが本番。高校はいろいろ悩みながら前進するくらいでちょうどいいと思いますよ。