加藤学園暁秀高等学校 - 静岡県 私立

質問者さんが暁秀にこだわる理由はなんなでしょう?
一般的に私立の方が面倒見がいいと言われている見ないですが(実際、自分もそう思って暁秀に入学しました)、そうとは言い切れません。
「面倒見がいい＝指定校推薦の大学の数が多い」
と思っていいと思います。それだけです。
質問者さんの場合、県立大の看護学科志望ということなので推薦は使えません(国公立大学には指定校推薦に制度はないので)。
公立でも塾に通わず難関大学に合格できる人もいます。公立でも自分から聞きに行けば丁寧に教えてくれる先生はいると思います。

単に制服が好きとか、暁秀のネームバリューに憧れがあるという事なら辞めた方がいいかもしれません。

説明会などで学校から説明のある納入金は最低限のものです。
私立なので制服も選択肢が多い分、公立より高めにかかります。また、靴・カバンなども指定のものです。今持っているものは使えません。
部活によって部費も高めプラス遠征費などもかかります。
親御さんとよく相談した方が良いと思います。

暁秀はなぜお金持ちが多いと言われているのでしょうか？それは、学力は経済力に比例するためお金持ちを集めれば実績を稼げるだろう、という一つの経営戦略と考えてよろしいでしょう。静岡だけでなく地方全般に言えることですが、私立高校は公立高校残念組が多く入学します。しかし、経済的に良くない家庭が多くいるせいか、退学する生徒が目立っています。この学校の前身は商業系の女子校でしたが、現在程の教育意識はなく、経営的にも良くなかったかもしれません。そこで考えたのが進学校を掲げてお金持ちを集めて経営を良くしようというものでした。しかし、前身を知っている地元民からはあまり相手にされない傾向があります。そこで、外から人を集めるという戦略をとります。まずターゲットとしたのは医者の子弟と帰国子女です。

この学校の周辺には大きな病院が2つあり、全国から医者が集まります。しかし、静岡県の公立高校に学区制があった頃、それらの病院があった学区から沼津東高校普通科へ入学できませんでした。このことから多くの医者の子弟がこの学校に入学したのです。また、一般的な会社に入社するのであれば大学は早い話自分の行きたい所に行けば良いのですが、医者になるためには、難関とされる医学部を卒業して国家試験を受けなければなりません。そのためには早期から教育に投資しなければと躍起になります。医者は比較的世俗から少し離れた職業でもあるので、世間の常識が医者の中ではあまり通用しないケースがあります。そのため、静岡県東部の医者界隈で子供を暁秀に行かせるという人が出始めるとその波があっという間に広がって行きました。医学部は難関です。そのため浪人生も多く、医学部受験生は数多くの医学部を受験します。そのため、合格した場合最大10校近く医学部に受かるケースがあります。だから、この学校から20名以上の医学部合格者がいると言われていますが実際現役で進学したのは10名いるか分からないのが現状です。これが医学部に強いと言われる暁秀の真実です。静岡県で医学部に最も強い学校はこの学校ではなく浜松医大のお膝元浜松北高校なのです。

次にターゲットとしたのが帰国子女です。帰国子女の中でインターナショナルスクールに通う人は多いですが、インターナショナルスクールは高卒の資格がとれない場合があり、卒業しても大学進学ができないケースがあります。帰国子女は教育意識が高く、尚且つ英語が堪能です。実績向上にもってこいの存在です。そこで、1992年に系列の初等学校に英語と日本語を用いて教育するイマージョン教育を日本で初めて開始して2000年国際バカロレア機構というものに加盟して帰国子女を大量に集めようとしました。これがバイリンガルコースの始まりです。このコースでは、日本の高卒の資格がとれることによって日本の大学に進学できますが、それだけではありません。なんと海外の大学にも進学できるのです。これも、日本初の試みだけあって多くのメディアにとりあげられました。このことによって暁秀に入学させたい家庭が増加しました。
帰国子女の実績は素晴らしく世界大学ランキングでもトップクラスの大学に数多く合格しました。しかしそれだけではありません。中学バイリンガルコースの1期生が卒業した2006年から東大合格者が連続するようになり、バイリンガルコースが始まった2000年に初等学校に入学した生徒が卒業した2012年頃から複数名の東大合格者が出るようになりました。日本初の試みを聞きつけて入学した優秀な人が多かったのでしょう。

そしてもう1つターゲットがあります。それは、地方から上京経験のある高学歴高収入な人達です。暁秀のある沼津市は東京へ1時間で通勤でき、休日は伊豆や箱根で観光やアウトドアを楽しむことができることから高学歴高収入な家庭が移住するケースが多いです。いわゆる三島都民、沼津都民がいるのです。しかしこのような家庭は普段子供に構ってられないのが現状です。また、地方から難関大学に進学した人の出身高校は公立進学校である場合が多いですが、このような学校は面倒見という面ではあまりよろしくなく、上京するためには自分の力で情報収集しなければなりません。このような人達が親になった際、上京時に味わった苦労を子供にかけさせたくないという一種の親心が働くのです。このような理由で面倒見のいいというフレーズに魅力を感じてしまうのです。面倒見のいい学校とは言われていますが、この学校の3割近くは非常勤の先生で、正規の先生でも県立の採用待ちという人がいます。必ずしも面倒見がいいと言えるかは分かりません。また、大学の推薦の話ですが国公立には指定校はありませんが公募やAOはあります。しかしこの学校では公募、指定校、AO含めて最大1つしか受けられません。AOや推薦での合格を目指しているのであれば考え直すのが良いです。以上のことから暁秀にはお金持ちが多くいますが、その人達のニーズに合わせた教育が行われているか分からないものです。学校選びには十分慎重になった方がよろしいでしょう。

質問した者です。
たくさんの回答ありがとうございました。
保護者の方からの意見も聞けてとても参考になりました。
これから受験なので、公立と併願で私立高校を受けることになっても私立高校についてわからないことばかりでしたので質問しました。
奨学金や授業料が無料になったとしても他にこんなにかかるとは思っていませんでした。
現在の学力的なところで暁秀についておたずねしたのですが暁秀にこだわっているわけではないので、皆さんの意見を聞いて私のような家庭では他の私立を併願で受けた方が良いのかなと思っています。
このような場所があって助かりました。
ありがとうございました！

公立高校に合格したらから行かなかったけど、桐葉高校の特待生は3年間ずっと授業料他が免除だよ。
英数進学コースなら学校で沢山勉強することになるから、塾に行かなくても国公立を目指せるし、その他諸々の費用も私立なのに安い！
特待生になれたら公立高校より安いからオススメしたいな。

カト学いくなら暁秀の方がいいと思いますよ？
8限に耐えれるならね

内申45あってカトガクはもったいないと思いますよ〜！

国公立の推薦枠に静大とかあった気がしましたけど。

そうなんですか？情報ありがとうございます。静大があるということは、ほかも少なからずあるのでしょうか。

国公立大学においては、指定校推薦というものはありません。

内緒さん＠一般人 が書いている、『国公立の推薦枠に静大』というのは、静大の一般推薦の類の事と、思います。
それでしたら、多くの国公立大の学部・学科で設けられています（推薦枠の無い学部・学科もあります） どの大学のどの学部、どの学科に推薦枠があるかは大学によって違います。
ちなみに、東大にもあります。

そして、国公立大学のそれぞれの推薦枠には『一つの高等学校から一人』という規定があります。
その為、各高等学校内にて 『推薦受験会議』なるものが行われ、その高校から推薦できる一人を選びます。

この推薦枠にも種類があり、『センター試験を課す推薦』『センター試験を課さない推薦』などがあります。
倍率は、どちらも平均して3〜4倍といったところでしょうか？
特に『センター試験を課す推薦』は、
一般入試でも合格できる実力（センター得点）を持った受験生に２次試験を免除しますよ。
といった意味での推薦ですので、センターで高得点をとれなければ、お話になりません。
また、推薦試験の科目と、一般入試の２次試験の科目が違う場合もあり、その面でも多少のリスクを負います。

いづれにせよ、国公立大学に入学するためにはそれ相の努力が必要です。
『推薦なら多少でも楽だろう』といった甘い気持ちがあるのであれば考え直すべきです。

国公立大学を目指すのならば、沼津東、韮山で頑張った方がよい。
私大の希望者が多い、その中で国公立を目指すのは、大変。