日比谷の卒業生ではありませんが、日比谷に似たレベルの高校を卒業した者からのアドバイスとして参考にしてください。
高校受験が終わったばかりですが、次は大学受験に向けて勉強していかなければなりません。東大や国立医などに現役で合格するためには、余裕を持った勉強計画が重要です(先取り学習)。
まず、大学入試で最も基本となる科目は
英語と
数学です。この2科目を早期に仕上げてしまうことで、その後の本格的な受験対策がしやすくなります。具体的には高1のうちに共通テストで9割前後取れるところまで英数を勉強しておくことがおすすめです。また理系なら、
数学3についても高1のうちに基本的な問題くらいは解けるようにしておくと最高です。
この目標から逆算すると、日比谷に入学する前までに(約2ヶ月で)、
数学は1Aを一通り終わらせることを目指すのが良いでしょう。教科書の例題や、講義系の参考書(マセマシリーズなど)を使って基本的な解法を使えるようにします(解法を身体に染み込ませます)。学習のペースを掴んで、内容の理解を補助するために映像授業などを使うのも良いでしょう。(いろいろな選択肢があるのでご自身の好みに合わせて試行錯誤してみましょう。個人的には、理3出身の河野玄斗さんが出している有料の「徹底基礎講座」シリーズが試してみる価値有りかと思います。少し値は張りますが…)
次に
英語ですが、まずは文法と単語、それから発音の勉強を中心にすることをお勧めします。文法はある程度網羅生のある講義系の本を1冊読み込みつつ、大学受験用の語法・文法の
問題集でアウトプットして基本を定着させます。使うものは丸善などの書店で実物を見てご自身で吟味されることをお勧めします。(自分で情報を収集して、自分に必要なものを取捨選択するというのも大事な勉強です。みんなが使っているからすべて良いわけではないですからね。)
英単語の知識があまりにも乏しい様だと勉強の効率が悪いのですが、日比谷生なら、中学時代に高校初級程度の
英単語は勉強していると思うので、上記のように文法から勉強しても大丈夫だと思います。もし、時間に余裕があれば、大学受験用の
英単語(熟語)帳を一冊仕上げてしまうと高校入学後が楽です。東大を目指す人は鉄壁をいきなり使おうとするかもしれませんが、個人的にはシステム
英単語のような情報量をあえて絞ったものを一冊目にやってしまってから2冊目として鉄壁のような単語帳に移るのがベストかなと思います。(自分の頃は鉄壁はなかったので、システム
英単語とDUO3.0を使いました。速読
英単語のような長文付きのものは、めんどくさいので選択肢から外して、いかにはやく周回できるかを重視していました。短期間に狂ったように何度もやることが
英単語定着の鍵です!長文は大学入試の
過去問で飽きるほどやることになるので、この方針で構わないと思います。)
英単語の学習に本格的に取り組む前には、発音について軽く学習しておくとよいでしょう。最低限、発音記号がわかるようにしておくことと、実際の
英語に頻出する音の変化(同化、脱落、フラッピングetc.)についても発音の基本ルールとして学んでおきましょう。将来的にリスニングの学習を効率化するための布石です。
英単語を学ぶ際には発音記号を参考にして、アクセントの位置も意識しておきましょう。まぁ、発音練習しているうちに感覚的に覚えられるものなので、そこまで気にしすぎることはないですが。(あと日本語と違って
英語は喉発音と表現されることがあるように、発声の仕方にも特徴があります。スピーキングやリスニングの学習の際には、このことも意識しましょう(
英語の上達が加速します)。最近になって、この違いが説明されることも増えてきているように思います。ぜひ調べてみて下さい!
まだ余力があるようなら、構文集や英文解釈系を各1冊やってみましょう。長文をやりたいなら高校の教科書(もしくは訳のついた教科書ガイド)で意味取りの練習を始めるのがおすすめです。(さらに教科書の暗唱までやったら入学後上位に入れるでしょう。) 流石にそこまでやり切ったら、相当なものです。ここまでいくと受験生並みの勉強量になっちゃう。春休みが消えちゃう泣。。もしも将来的に
英語を実践レベルまで身につけたいと思っているのなら、YouTube のAtsueigoの過去の動画がかなり参考になると思います。自分もこれを参考にして独学して、TOEFLiBT100点レベルまでいけましたので。高校生でそこまで行けたら海外大学への進学も視野に入るかもですね!
これに関しては個人の匙加減だと思うので私が入学前にやっとけばよかったなと思うことをお話します。
今年も、去年と同様であれば合格発表の日推薦合格者向けのオススメ教材が載ったプリントが配られていると思います。その内容で数、英の予習(
数学は怪しいかな…)はそこそこ網羅できるのかなと思うので予習に関してはそれで十分だと思います。ただ、他の回答者様の言うように数英はできるに越したことはないので早い時期からの予習は力になると思います。ただ、1ヶ月もすれば教材が手に入るのに別の教材を買うのは少しもったいない気もします…。日比谷の
数学ではサクシードと教科書を使用しますが、
数学科の先生方は自主学習用には赤チャートやフォーカスゴールドをおすすめしているので、予習用に買って今のうちから勉強してみると良いと思います。(ただ、赤チャートには青チャの内容も含まれているものの解説があまり優しくない部分があるので、青チャでも問題はないと思います。)
英語に関しては入学後かなりの量の教材が配られ内容も濃いので新しく何かを買って学ぶというよりは単語をとにかく鍛える!くらいでいいと思います(これに関してはあまり自信ないです、すみません…)理社は一年次で生物、地学、地理、日本史をやるのでYouTubeなどの教材を見て軽く予習するのでも十分入学後の助けになると思います。(トライの生物の講義はまじでわかりやすいのでおすすめです。テスト前日とか本当にみんな見てる…)また、古典文法などの暗記系も今からちょっとでも覚えておくと今後の授業が楽になると思います。
入学後すぐに信じられない量の課題がでて大体の生徒は心身ともに打ち砕かれます…笑笑なので私個人の意見としては、現段階では「どんなことするんだろう」くらいのテンションで楽しんで少しずつでも予習するのが1番おすすめです。
あとこれは本当に私が一番入学前にやっておくべきだったと思うことなのですが「定められた計画をもとに自律して勉強をすすめる」習慣をつけた方がいいです。これは高校に入ってみるとすぐわかることなのですが、日比谷はいい意味でも悪い意味でも自主自律の精神を生徒に求めるので自分でやらない人は容赦なく置いていかれます。逆に自分から先に進もうと努力する人はどこまでででも導いてくれます。なので、今のうちから自律して学習する習慣を身につけることを強くお勧めします。
長くなりましたが今はとりあえず入学を楽しみにしながら予習も少しずつ進める、と言う形を取るのが一番の得策だと思います。
英語は高校からの課題が出たのでそれを活用しようと思うのですが、
数学は出ていないため兄の使っていた黄チャートを使用しようと考えています。質問なのですが黄チャートではなく青チャートを買って使ったほうがいいでしょうか?
自分がやりやすいと思うと思う方でいいと思いますが、高校の授業やテストでは青チャート問題が基礎レベルとして出題されます。なので、早いうちにから学校で扱うような問題に触れたい場合や、実際の授業の予習用としては青チャートからが適切かなあと思います。ですが、
数学が苦手教科だったりする場合は(入学前の予習なら尚更)黄チャートででもいいと思います。時間がある時に書店などで自分で内容を見てから買ってみるのもありだと思いますよ。