家庭教師に求められる能力の目安を、生徒のタイプ別に表しています。
テストの平均点が40点以下の生徒
家庭教師の偏差値の目安:50以上
家庭教師と生徒の相性が重要になります。平均点が40点以下の生徒の場合、教える内容は勉強自体よりもむしろ、勉強方法やノートの取り方、学校の授業の予習・復習のサポートなどになります。教師については学力よりも、根気よく楽しく教えられる資質の方が重要と言えます。
テストの平均点が40〜70点の生徒
家庭教師の偏差値の目安:55以上
家庭教師に一定の学力が求められます。平均点が50前後の生徒の場合、基礎学力や意欲はあるものの、学習計画に沿った勉強など、継続的な学習に課題のあるケースが多く見受けられます。こうした生徒の場合、「あまり勉強しなくても、いつも満点だった。」というような秀才タイプの教師よりも、試行錯誤して学力を身につけた教師の方が向いていると言えます。
テストの平均点が70点以上の生徒
家庭教師の偏差値の目安:60以上
家庭教師に相応の学力が求められます。このレベルの生徒の場合、基本的には自分で勉強をする習慣がついています。そのため、教科書や問題集で生徒が解けなかった難しめの問題を、授業中に家庭教師が次々と解説することになります。従って相応の学力のある教師でないと、効率よく教えることができません。他のタイプの生徒に比べると、教師自身の学力がより重要になります。
能力の目安について
「テストの平均点」は学校の定期テストの英・数・国・理・社の主要5科目の平均点を指します。「家庭教師の偏差値の目安」は指導に当たって必要と思われる教師の学力です。教師の所属(出身)大学の偏差値やセンター試験の得点などが目安になります。家庭教師の偏差値はあくまで目安です。この偏差値以上でなければ教えられないという意味ではありません。
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