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高校受験の英語対策
リーディング7

続いて第六段落ですが、ここも下線がありません。軽く読み飛ばして進みましょう。

第六段落
The scientists thought the forest was going to look like a natural forest after many years. When the plan was made, there were already some pine trees there. Those pine trees became tall first. Then cedar trees began to grow, and soon the forest had a lot of tall cedar trees. After that, broad-leaf trees like oaks began to grow and some cedar trees died. Now the forest has a lot of broad-leaf trees, and it looks like a natural forest. The scientists were right.

The scientists thought the forest was going to look like a natural forest after many years.
(科学者        森が             自然の森  の後 何年か)
科学者は 森が何年か後に自然の森(になる?)

When the plan was made, there were already some pine trees there.
(いつ? 計画                 松      )

pine(松)は注にあります。When(いつ?)が出てきましたね。「疑問詞は試験までに」と言わずに今すぐ覚えてください。この文は若干難しいですね。

Those pine trees became tall first. Then cedar trees began to grow, and soon the forest had a lot of tall cedar trees.
(松の木        高い早い。 杉の木      育つ と 森は沢山の高い杉の木)

松の木は早く高くなる? 杉の木が育つと森は沢山の高い杉の木になる?

After that, broad-leaf trees like oaks began to grow and some cedar trees died. Now the forest has a lot of broad-leaf trees, and it looks like a natural forest. The scientists were right.
(の後  広葉樹の木     かしの木   育つ      杉の木     今   森は 沢山の 広葉樹の木、 それは          自然の森  科学者は )

広葉樹の木、かしの木が育って、杉の木は・・・。今の森は沢山の広葉樹の木。それは自然の森だと科学者は・・・。

このパラグラフの内容をまとめます。

科学者は 森が何年か後に自然の森(になる?)松の木は早く高くなる? 杉の木が育つと森は沢山の高い杉の木になる?広葉樹の木、かしの木が育って、杉の木は・・・。今の森は沢山の広葉樹の木。それは自然の森だと科学者は・・・。

きちんと読解しなければ、正確な意味は分かりませんが、大体の内容はとれますね。それでOKです。いよいよ最後のパラグラフです。

第七段落
We have this beautiful Meiji-jingu Forest now because the scientists thought about the future and made a great plan about ninety years ago. We often think about today or tomorrow. But we also have to think about the future. E This is not easy, but we know it is really important when we think about Meiji-jingu Forest.

下線部までは流し読みでいきましょう。

We have this beautiful Meiji-jingu Forest now because the scientists thought about the future and made a great plan about ninety years ago.

私たち 美しい明治神宮の森  今  なぜなら 科学者・・・
優れた計画 90年

We often think about today or tomorrow. But we also have to think about the future. E This is not easy, but we know it is really important when we think about Meiji-jingu Forest.

私たちは○○今日か明日。しかし、私たちは○○・・・。
これは易しくない。しかし、私たちは・・・それが・・・いつ?私たち 明治神宮の森。

この文はthink(考える)が分からないと読解が難しくなってしまいます。think(考える)は超基本単語です。覚えていないと言う人は単語集で覚えてください。では、限られた情報の中から答えを探ってみましょう。問5は次のような問題でした。

問5 下線部分Eの内容を,具体的に日本語で書きなさい。

指示語(代名詞)のThisの指示内容を答える問題ですね。Thisの周辺を精読します。

This is not easy, but

これは易しくない。しかし、

「しかし」があると言う事は、この後の文は想像できますね。

これは易しくない。しかし・・・

やらなくてはならない。
やればできる。

などが当てはまりそうです。

E This is not easy, but we know it is really important

important(重要)が分かれば簡単に分かりますね。

これは易しくない、しかし、重要だ。

となります。先ほどの訳でも大意は取れていますね。

これは易しくない。しかし、やらなくてはならない。

このパラグラフ内(特に直前の文)で「易しくないけど、やらなくてはならない」と思われる事柄を探してみてください。分かりましたか?

We often think about today or tomorrow. But we also have to think about the future. E This is not easy,but

この中にありますよ。しかもこのパラグラフ内で連呼されています。(何度も出てくる)。

私たちは○○今日か明日。しかし、私たちは○○・・・。
これは易しくない。しかし、私たちは・・・それが・・・いつ?私たち 明治神宮の森。

先ほどのこの訳でthink(考える)が分かるとどうなるでしょうか。

私たちは今日か明日を考える。しかし私たちは○○を考える。これは簡単ではない。しかし・・・。

「しかし」が続いて少しややこしいですね。分かりやすい文章とは言えませんね。(少なくとも日本語の文法からすると)ですが、よーく読んでみてください。

私たちは○○を考える。これは簡単ではない。

分かりますね。 私たちは○○を考える が答えです。future(未来)は覚えていましたか?覚えていれば簡単です。

問5の答え:未来について考えること。

もしfuture(未来)を覚えていなくても、他の単語がいくつか分かれば、推測できます。例えばoften(しばしば)とhave to(?しなければならない)です。

私たちは しょっちゅう 今日か明日を考える。しかし私たちは○○を考え なくてはならない。これは簡単ではない。しかし・・・。

私たちはしょっちゅう今日と明日を考える。しかし○○を考えなくてはならない。

○○に入るのは「未来、将来、先のこと」と分かりますね。文章全体の流れも助けになります。「科学者が計画に従って、永遠の森を造っている。」のでしたね。future(未来)という単語自体が分からなくても、推測で答えることは十分に可能です。と、思ったらfuture(未来)は注にありましたね。とにかく、分からなくても何とかなるんです。

それではいよいよ最後の問6に取り掛かりましょう。

問6 文中ではcedar,oak,pineの3種類の木が,どのような順序で成長し,Meiji-jingu Forestの中心となってきたと述べられているか。その順序として最も適当なものを,次のア?エから一つ選び,その符号を書きなさい。
ア oak → pine → cedar
イ pine → oak → cedar
ウ cedar → pine → oak
エ pine → cedar → oak

これは難しい問題です。とりあえず該当しそうな箇所を本文から探してきましょう。そういえば、木の種類とgrow(育つ)という英単語が登場したパラグラフがありましたね。

第五段落の後半
Those pine trees became tall first. Then cedar trees began to grow, and soon the forest had a lot of tall cedar trees.

松の木は早く高くなる? 杉の木が育つと森は沢山の高い杉の木になる?

After that, broad-leaf trees like oaks began to grow and some cedar trees died. Now the forest has a lot of broad-leaf trees, and it looks like a natural forest. The scientists were right.

広葉樹の木、かしの木が育って、杉の木は・・・。今の森は沢山の広葉樹の木。それは自然の森だと科学者は・・・。

この辺が該当する箇所のようです。上記の限られた日本語訳から関係のありそうなところを抽出(抜き出す)してみましょう。

松の木は早く高くなる。
森は沢山の高い杉の木になる。
今の森は沢山の広葉樹の木。

おやおや!?ほとんど訳せてないのに答えが出るかもしれません。

松の木→杉の木→広葉樹の木
pine → cedar → broad-leaf tree

ではないですか!?ですが、選択肢にはbroad-leaf treeが見当たりません。ですが、この並びはもう一つしかありませんね。

エ pine → cedar → oak

ですね。ぜんぜん訳せてないのに答えが出ましたよ。より確実に回答するには次の箇所を訳せる必要があります。

broad-leaf trees like oaks
(かしの木のような広葉樹の木)

like(好き・似ている)を「?のような」と訳せるかがポイントです。

松の木→杉の木→広葉樹の木(かしの木)
pine → cedar → broad-leaf tree(oak)

これで「エ」に間違えありませんね。

大問を1題解くのにずいぶん長くなりましたが、解説はこれで終わりです。最後に重要な事をまとめます。

試験本番までに次の事柄を抑える
超基本単語・疑問詞・接続詞

もちろん、もっと覚えて欲しい事は沢山あります。ですが、他の科目の勉強も考えると、効率の良い勉強法を知っておく必要もあります。これらは英文を把握する上で必須です。必ず抑えてから試験本番に臨みましょう。
そしてもう一つ。こっちのほうが大事かも知れません。

注や問はヒントの宝庫。
英語の本文と注・問を行き来しながら解く。
本番で分からない単語や文章があってもあきらめない。

次のような極意が出てきました。

極意1:注を先に見て内容を推測する。
極意2:問を先に読んで問われる内容をつかむ。
極意3:英語本文と問は行き来しながら読む。
極意4:指示語(代名詞)問題の指示内容は同じパラグラフ内を探せ!
極意5:疑問詞と接続詞は確実に覚える。
極意6:(特に選択問題で)分からない時は、カンで選んで次の問に進む。

最後の極意です。

極意7:人間の頭は復習しなければ忘れる。

これは説明不要ですね。明日にでも見返してみてください。2回目は飛ばし読みができますから、それほど時間はかからないはずです。では、試験が終わるまであきらめずにがんばってください。

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