今年の競争率を推定してみます。
まず全体の状況分析ですが・・・
第四通学区後期試験の定員と志願者の推移です。
平成30年、定員2447人に対して志願者は2554人、平均競争率1.04倍です。
平成31年、定員2380人、志願者2436人、競争率1.02倍です。
今年は後期定員2230人予定ですが、毎年前期の定員割れ分が後期定員にプラスされます。30年31年は20人前後プラスになりましたので、後期直前の定員を2250人としてみます。競争率1.01倍なら志願者2272人、1.02倍なら2295人、1.03倍なら2317人、1.04倍なら2340人です。
平成31年の後期志願者は2436人ですが、これは全中3生4452人の54.7%になります。調査年度は一昨年のものですが、令和2年の全中3生は4246人となっています。前年と同じく全体の54.7%が後期試験を受けると仮定しますと、2322人となり、先ほど推定した全体の競争率1.03倍に近似しますので、今年の志願者数を2320人くらいに想定してみます。
深志定員280人はこの2320人の12.0%、縣定員320人との合計600人の割合は25.8%となります。
昨年、同じ時期の割合は深志定員が13.1%、縣定員との合計は26.2%です。
それぞれ1%に満たない変動で、深志の定員減による競争率への影響はほとんど考慮しなくてよい程度と考えられます。それでも深志で十数人程度、倍率数%程度増えるかもしれません。そうなれば、縣の上位で受かるかもしれない人たちがいなくなる分、縣の中位以上の受験生にとってはむしろ有利となります。
さて、個別の状況の状況ですが・・
縣の最終倍率の推移は以下のようになります。
平成19年(1.27倍) 20年(1.30) 21年(1.38) 22年(1.07) 23年(1.20) 24年(1.19) 25年(1.17) 26年(1.16) 27年(1.05) 28年(1.13) 29年(1.28) 30年(1.05) 31年(1.20)
倍率の上がりすぎた年の次の年は反動で低倍率になっているように見えますが、概ね1.15〜1.2倍程度で推移しています。今年もこの範囲で変動しそうな感じを受けますね。
次に、各年度ごとに10月ごろの志望調査から3月の最終倍率時の志願者数までを列挙してみます。
年度(普通科定員) 第一回志望調査→第二回志望調査→願書締め切り時→志望変更後(最終倍率)
平成28年(280人) 558人 456人 353人 316人
平成29年(280人) 568人 460人 380人 357人
平成30年(240人) 483人 342人 266人 252人
平成31年(240人) 514人 391人 298人 287人
令和2年(240人) 449人 355人 ? ?
ほぼ毎年一回目と二回目の間、二回目と願書締め切り日の間で80人から100人ずつ減っています。これは、私立に推薦や単願で受かって減る分と、
英語科や探求科に前期で受かって人数が減ることによります。
今年もこの法則通りなら、最終的な志願者は230〜240程度ということになります。
最終倍率は0.95倍から1.00倍です。
いくらなんでも縣が定員割れギリギリなんて・・・
それでも意外な低倍率になるかもしれません。
1.05くらいはあるかもしれませんね。