その噂はデマです。道教委が採点基準で部分点をつけろと指示した問題は、全ての高校が部分点をつけなければなりません。
ただ一方で、採点基準自体が抽象的な表現だったり(例えば、
国語大問二問四「表現の稚拙なもの、不十分なもの」)、「正答表に示された事項以外のものについては学校の判断による」という記載もあったりと、採点については学校の裁量も大きいところもあります。
そういう裁量によって、受験生が思った以上に減点されるケースが多いため、北高は部分点ゼロという噂が立ってしまうのです。
自己採点は素直に道教委の基準に従って行うのが無難です。
北が道教委より厳しい基準で採点するとしても、それは受験生皆同じ条件ですから、気にしだしたらキリがありません。
決して、記述問題は部分点ゼロとみなして自己採点した結果予想ボーダーを下回ってしまい、合格発表まで落ち込み続けて
勉強に身が入らなくなり、入学後に出遅れるという間抜けな事態は起こさないようにしましょう。こういう人は結構いますからね。
厳しめの自己採点というのは、時間ギリギリで駆け足で解いた自由英作や、採点基準のポイントは抑えたはずだが確証までは持てない字数長めの記述問題など、記述問題の記憶が曖昧な部分を念のため減点しておく程度に留めるべきです。
記述問題を問答無用で部分点0点とみなすのは、厳しめの採点ではなく採点放棄といいます。