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高校偏差値塾
偏差値が使い続けられるワケ
世の中はうまくできていて、役立たない物は淘汰(とうた)されていきます。
淘汰(とうた)というのは「自然に無くなっていく」という意味です。
偏差値がこれほど注目され利用され続けているのには、なにか理由があるはずです。
それを探ってみましょう。

ここに数学の学力が同じくらいの2人の中学生がいたとします。
数学っぽくα(アルファ)君とβ(ベータ)君としましょうか。
2人はハンカチ王子で話題になった「早稲田実業(早実)」を志望しています。

α君は10月に模擬試験(※注1)を受けました。
β君はのんびり屋なので模擬試験を受けたのは12月です。
模試の結果は次のようなものでした。

α君の結果
得点は100点満点中の65点。偏差値は60。早実の合格判定はB。

β君の結果
得点は100点満点中の75点。偏差値は60。早実の合格判定はB。

「おや?ちょっと、おかしいですよね。」
得点はβ君の方が10点も上なのに、偏差値も合格判定もα君と同じです。
これはどういうことでしょうか?
実はここに偏差値の秘密があります。

※注1 模擬試験
本番の高校入試を模した(真似した)試験のこと。
模試の結果によって志望校を決める受験生も多い。

偏差値の秘密とは?
偏差値の秘密。それは偏差値が・・・

同じ条件の試験を受けた他の受験生との差異を数値化することができる指標

であるということです。これではよく分からないですね。

つまりこういう事です。模擬試験に限りませんが、試験では毎回同じ問題が出題されるわけではありません。いつも全く同じ問題が出題されるのでは学力テストになりませんね。

すると簡単な問題(もしくは難しい問題)の比率が多い試験がどうしても出てきます。試験の難易度を一定させるのは実はかなり難しいのです。ちなみに全国規模で実施される「大学入試センター試験」の平均点も毎年違います。

試験の難易度に差が生じると、試験ごとに1点の重みが変わってきます。簡単な問題が多い試験の方が得点はとりやすいですよね。例えるなら手軽に釣り堀で釣った魚1匹と、苦労して山奥の渓流で釣った魚1匹とでは、同じ1匹でも価値が全然違うのと一緒です。

ここで仮に全く同じ難易度の試験を作成できるコンピューターがあったとしましょう。それでも受験生全体の得点(平均点)は一定しません。なぜでしょうか。

それは受験生の側の条件が変わってしまうためです。例えば夏休み前の6月に実施された模試と、受験生が必死になって勉強している12月の模試とでは、同じ難易度の試験でも受験生全体の得点(平均点)は全然違ってくるはずです。

分かりますか?さっきの例で言えば釣りは趣味ですから、釣りたいところで楽しめばいいだけです。釣り堀だろうと、渓流だろうとどっちでも構わないわけです。さらに言えば、他の釣人より2匹多いとか3匹多いとか比較することにそれほど意味はありません。

しかし、高校受験は他の受験生との競争です。どんなに高い点数をとっても、他の受験生がそれ以上の点数をとっていれば合格できません。極端に言えば高校入試では例え90点をとったとしても、他の受験生がみんな90点以上なら人気の高校には入れません。

受験では他の受験生よりどれだけ得点力が高いのかが問われるのです。得点だけを単純に比較してもほとんど意味がありません。だから点数ではなく、他の受験生との差異(偏差)を計れる偏差値が重要になってくるんですね。

では、続いて偏差値の意味を分かりやすく説明していきます。

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