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神奈川県公立高校を受験する中3生の10月からの過ごし方について

Z会進学教室横浜教室 渋川教室長に聞く(2015年10月)

2015年09月15日:神奈川県公立高校を受験する中3生の10月からの過ごし方について

- 今日は、神奈川県公立高校を受験する中学3年生の10月からの学習法について、Z会進学教室横浜教室の渋川教室長よりお話を伺います。渋川教室長、よろしくお願いします。

渋川:宜しくお願いします。

 

- まず始めに、神奈川県の公立高校入試の特徴をお教えいただけますか?

渋川:「平成27年度 神奈川県公立高等学校入学者選抜 学力検査の結果」(以下「学力検査の結果」)という、神奈川県教育委員会が公開しているデータがあり、それによると、共通選抜(全日制の課程)の合格者の教科別平均点は以下の通りです。

英語51.8点 国語64.4点 数学52.6点 理科37.4点 社会50.2点(各教科100点満点)

神奈川県公立高校の入学者選抜は、平成25年度から制度が変わりましたが、制度変更前の平成24年度までは合格者の教科別平均点が6割弱から7割弱になるように作問されていました。平成25年度からは入試問題のボリュームを増やしたり、記述式の設問を増やした結果、国語を除く各教科の平均点が下降傾向にあります。特に理科の難化傾向は顕著で、平均点は30点台です。「学力検査の結果」には各教科の、小問毎の正答率が記載されていますので、注目すべき点を教科ごとに挙げてみます。

 

英語】大問9題

  1. リスニング
  2. 単語の書き取り
  3. 文法問題
  4. 整序英作文
  5. 英文記述
  6. 場面にふさわしい英文を自分で考え記述させる
  7. 英文読解(説明文)
  8. 英文読解(独立小問3題)
  9. 英文読解(対話文)
  • リスニング(ウ)では英語の質問に英語で答える形式であった。正答率は6.3%
  • 単語の書き取り(ウ)「receive」の正答率8.9%
  • ある状況が設定されて、その場面にふさわしい英文を書かせる問題は対策が必要である。教科書に載っている会話表現などは使いこなせるようにしておきたい。
  • 読解問題は平易ではあるが、一定の分量の英文を読み慣れていないと時間がかかるかもしれない。

 

国語】大問5題

  1. 漢字の読み・書き
  2. 古典
  3. 文学的な文章
  4. 論理的な文章
  5. 論述
  • 漢字の書き取りはやや難。
  • 古文は必出。古文の文章に読み慣れておく必要がある。
  • 大問5.資料やグラフを読み取り、発言者のことばを70字から80字でまとめる記述問題。正答率は22.9%だが、難問ではない。資料を読み取るのにある程度の時間はかかるため、時間切れとなった答案が相当数あったのではないだろうか。

 

数学】大問7題

  1. 基本的な計算問題
  2. 標準的な計算問題 確率 空間図形 平面図形
  3. 関数
  4. 資料の散らばりと代表値
  5. 記述問題(2次方程式)
  6. 空間図形
  7. 相似の証明問題
  • 昨年まで確率は大問で1題(小問3題)で必出であったが、今年は小問1題であった。
  • 大問4に「資料と整理」(小問3題)が出題された。
  • 大問5 文章題の記述問題(イ)正答率5.6%  大問7 相似の証明正答率 14.4%
    大問7は難問ではない。時間不足が正答率の低い大きな要因ではないか。

 

理科】大問8題 各単元から満遍なく出題されている。

  1. 物理分野
  2. 化学分野
  3. 生物分野
  4. 地学分野
  5. 物理分野
  6. 化学分野
  7. 生物分野
  8. 地学分野
  • 知識事項を問う問題(いわゆる一問一答式の問題)から、知識を前提としながら事柄の本質や原理の理解を問う問題が増えてきた。
  • 2015年度理科の入試問題の特徴は、「融合」という言葉になる。(1)異なった学年の融合(中1・中2と中3)(2)数学との融合(凸レンズの問題への相似の応用)(3)複数の単元の融合(磁界と力、岩石と天気)の3つの面での融合を指摘できる。
  • 正答率30%未満の問題でもある程度正解をしないと得点が7割に届かない。

 

社会】大問6題

  1. 地理分野
  2. 地理分野・歴史分野・公民分野
  3. 歴史分野
  4. 歴史分野
  5. 公民分野
  6. 公民分野
  • 各分野から満遍なく出題されている。
  • かなり細かい知識をたずねられる問題もある。大問4(ウ)。【正答率47.7%】
  • 知識を活用したり、資料を読み取り考えた結果を制限字数内で記述する問題。配点が20点。 具体的には大問4(エ)【正答率5.6%】、大問5(イ)の(1)【正答率26.2%】、大問6(キ)正答率【10.8%】。過去問演習を行う際には、記述問題に関しては作成した解答を必ず先生に見てもらいましょう。

 

- 特色検査についてもお教えいただけますか?

渋川:この試験は「理解・分析力、思考・判断力、表現・構成力、想像力」が評価基準となる、各高校が独自に出題する試験です。教科横断型の出題がなされ、たとえば横浜翠嵐高校からは、平成27年度の受験生に向けて、「問題文の一部に英語を含むこと」、「新書レベルの評論・随筆を題材とした文章を出題すること」などの情報が事前に提供されていました。平成28年度の入試からは、県立横須賀高校が特色検査を実施します。 志望校としている方は、必ず学校説明会に参加し、 特色検査に関する情報を入手しておくことをお薦めします。

 

- 神奈川県公立高校の入試まであと約4ヶ月、どのように学習を進めていくべきですか?

渋川:既習単元の定着度合いを確かめるために、公立高校を受験する中3生を対象にした模試を複数回受験してみてはいかがでしょうか。中学校の進度を前提にして出題範囲が設定されていますので、特に理科・社会の既習単元の習熟度チェックに有効です。例えば理科の「光と音」という単元は中学1年で学んだきりです。また社会の「世界の様々な地域」は、普段から地図に慣れ親しんでいなければ定着しにくい単元です。既習範囲に弱点を発見することは、自分の課題を明確にしてくれますし、学習計画が立てやすくなります。

 

- それでは最後にZ会進学教室での神奈川県公立高校対策についてお教えいただけますか?

渋川:Z会進学教室横浜教室では、9月度から「神奈川県公立対策特訓」を開講しています。神奈川県公立高校入試を想定したオリジナル問題を制限時間内で解いてもらい、その後、問題のポイントを解説します。演習と解説を通して答案作成の技術に磨きをかけることをねらいとした、各教科90分の講座です。月曜日のコースと土曜日のコースの2コースがあり、どちらかの曜日を選択してご受講いただいています。月単位での演習授業ですので、11月度からのご入会も可能です。また、本科受講生の有料オプション講座として特色検査対策講座を開講しています。本番に即した課題を、十分な内容になるまで何度でも提出でき、指導を受けることができます。特徴のある神奈川県公立入試に向けて、Z会進学教室で実践力を身に付けましょう。

 

- 本日はありがとうございました。

 

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