20年ほど前になりますが、教育学部を北東北と南東北のブロック毎に集約化しようと大学側が動いた事がありました。
少子化で将来的に教員が不要になることから採用数が減っているため、卒業後に教員になれない者も多くなり、どの大学も教育学部の規模縮小は避けられない状態。
国立大学が独立行政法人化するに当たっての経営問題という事情もあったと思います。
その時は各県が猛反対し、教育学部再編の話は流れました。
(その際おそらく金銭的支援など何らかの密約もあったものと思われます。)
詳細についてはこの辺りを読んで頂けば↓
https://jsa.gr.jp/commitee/daigaku-forum-29.htmlその後山短→東北文教大のように4年制になる短大が増えて、4年制大学はこの30年で500校から800校に増えました。
教員養成系学部は飽和状態になり、大学で教員採用試験の対策をしてくれる私大出身の教員がかなり増えています。
教員不人気で倍率も低いですしね。
そのせいで今度は、全国的に特に小学校教諭の質の低下が問題になりました。
偏差値40台半ばの教諭だらけで算数もまともに教えられないため、今年から理科に続いて算数も専任教員が教えることになったりしています。
市町村独自予算で
英語の専任教員を配置しているところもあります。
こうした義務教育の質の低下が、昨今の山形県の大学進学実績の低下にも繋がっていると思います。
だから中学受験の為に勉強するのが大事なんですよね。
都市部で中学受験が激化したのも、公立小中学校の教員の質の低下が一因です。
山大
附属小も「名前を書けば附属中に行ける」と言われていますが、実は附中受験の為にみんな結構勉強しています。
だから大学受験でも実績を出し続けることができています。
今は進プラなどで小学生向けの山東探究科講座もありますしね。