本校の校章は、愛と純潔の象徴であるバラの花に、Knowledge（知識）・Virtue（徳性）・Art（技能）の頭文字である【KVA】を組み合わせたもので、良き社会人・家庭人を育成することが本学院の建学の精神であることを示しています。

「我等の時こそ近く来ぬれ」と校歌に歌われるように、創立者であり、わが国の女子教育・家政学の母とも言われる大江スミ先生は『社会で活躍する自立した女性の育成』を、その教育の目標としました。時は移り、社会への女性の進出には目を見張るものがあります。とは言え、「時代において女性がはたすべき役割とは何か」を問いかけることは、絶えることのない課題です。大江先生が、自らの理想とする教育を実践するために創立した東京家政学院は、９０年の歴史を刻もうとしています。その創立の精神(KVA精神)は、「ごきげんよう」の明るいあいさつともに、現在も学園に引き継がれています。